直方駅を未来に活かす市民の会

こどもたちに伝えたいこと

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文化遺産である直方駅舎の保存にご協力ください
 
 新駅舎が完成し、今までの直方駅舎が取り壊される計画が着々と進んでいます。
普段は「古い駅だな」ぐらいにしか思っていませんが、よく調べてみると、レトロで有名な門司港駅よりも古い明治43年に初代博多駅を移築して建築された、日本でも数少ない「重要文化財級の価値ある駅舎」であることがわかってきたのです。門司港駅ほど優雅ではありませんが、質実剛健の明治の気風を今に伝える貴重な建築物であり、専門家からも保存を求める声があがっています。

直方市は現在、明治・大正期の建築物を生かしたまちづくりの一環として「レトロタウン」計画を進めていますが、この計画からは直方駅が外されており、「目玉」となるものがありません。「明治に建てられた築100年の歴史ある駅舎」と聞けば、観光客も必ず「見てみたい」と思うはずです。
 また、駅が保存されれば、殿町のレトロタウンと結ぶ「観光ルート」ができ、明治町や古町商店街の通行量が劇的に増加し、「シャッター商店街」が活性化することは明らかです。

 駅舎を建て替えただけで利用客が増えることはありません。通学で駅を利用する学生の利用者を見ても、少子化の進行で20年前の約半分に減っており、それとともに商店街の衰退が進んでいます。駅の利用客を増やすためにも、中心市街地の活性化のためにも、「今ある資産を生かしてお金をかけずに町を発展させる知恵」が必要なのです。

 日本の近代化を支えた筑豊の歴史を一世紀の長きに渡って見守り続けてきた駅舎を「わが町の誇れる宝」として後世に残すことは、現在を生きる我々の責務ではないでしょうか。

 「残しておけばよかったのに・・・」と後悔しても遅いのです。未来を生きる子供たちのためにも、ご協力をお願いします。


                 直方駅を未来に活かす市民の会
  
                        石田貴宏


雪化粧の直方駅。

 明治期に建てられたこの規模の駅舎は町の発展とともに建て替えられてしまったため、「残ったことが奇跡」なのだそうです。
 必死に近代化を目指した明治政府が日本各地に建設した駅舎の『プロトタイプ』(原型)となったもので、直方の宝とか筑豊の宝といったレベルではなく、もはや日本の宝ですよ。
(2010年1月撮影)



←大正4年の小倉駅。(初代か二代目かは不明)
建て替えられてしまったので現存しない。
 旧直方駅にそっくり。
煙突が出ていますが、直方駅にも昔はあったそうです。

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