「明治 木造駅舎」で検索していてふと気づいたのですが、この浜寺公園駅のデザイン、旧直方駅舎に似ていませんか?この浜寺公園駅は1907年(明治40年)建築の私鉄最古の駅舎で、あの「辰野金吾」が設計したものなんです。特に車寄せの部分の造形がなんとなーく旧直方駅のデザインに似ているような・・・。ま、素人の考えですが。
辰野金吾・・・東京駅や日銀を設計した建築家。「日本近代建築の父」と呼ばれる。北九州の旧松本家住宅も辰野金吾の設計。
上 旧直方駅舎 下 浜寺公園駅 くにゅ と曲がった柱に「ん?なんか見覚えが・・・」と思ったのです。
上 旧直方駅舎 下 浜寺公園駅 角柱の上に円柱を乗っけた形。円柱上端の造形なんかそっくりな気が・・・
しかも3本セット・・・
上 旧直方駅舎 下 浜寺公園駅 Rに囲まれた部分の造形とRの終端にある飾りに注目。さらに直方駅のRの終端部分(下向き部分)のデザインと、浜寺公園駅のR終端(左端)のデザインが同じ・・・
上 旧直方駅舎 下 浜寺公園駅 まっすぐな板壁にすりゃよさそうなもんですが、強度を持たせたんでしょうか
明治政府が主要都市の『顔』として建設した駅舎なら辰野金吾に設計を依頼したとしても不思議ではない・・・。時代的にも符合する・・・。
ちなみに辰野金吾は『辰野堅固』と呼ばれたぐらいその設計は堅固なものだったそうです。直方駅の柱が6寸(約20cm)もあるのは ひょっとすると・・・
辰野金吾(wiki)
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B0%E9%87%8E%E9%87%91%E5%90%BE
ま、あくまで私の勝手な推論ですよ。